『話は目で見る』 ~「話を聞く」について考える~

皆さん、こんにちは。匠高等学院の片山です。まだまだ厳しい寒さが続きますが体調にはお気を付け下さい。学期末になりました。少しずつ次のステップに向けて準備をして始めていきましょう。
話は変わりますが、私は中学生の時に学校の先生によく怒られていました(笑)その中で国語の先生にいつも言われていたことがあります。それは、「話は目で見る」ということです。その当時はピンと来ていませんでしたが、今になって、それが重要なことだと思うようになりました。なぜならそれは「話をしっかり聞いていると相手に伝わる」ということにつながるからです。そして、それをスタッフ一同が意識するように取り組んでいます。「そんなこと当たり前だ」という声もあると思いますが、その当たり前のことが中々難しいと感じています。私たちが考える「相手の話を聞く」ということは、相手の言っていることを聞いて、「しっかり理解し、それが相手に伝わる」ということです。これができるようになるには、ただ話を聞くではできません。生徒さん一人ひとりに向き合って、相手が話していることを理解しようとして初めて可能だと思っています。これは、読書や勉強でも同じだと思います。ただ本を読むだけ、勉強をするだけではその内容を理解することはできません。そこに理解しようという気持ちがなければ、相手の真意をくみ取れないのです。ですので、我々は生徒さん一人ひとりにしっかりと向き合い続けたいと思います。そして、これは親御さんたちも一緒であるべきだと思っています。お子さんが普段どういう気持ちでいるか、どういう考え方をしているか。それをしっかりと聞いてあげることが大切なのではないでしょうか。親御さんの皆さまも大変お忙しいことと思います。それでも、テレビ、スマホなどなにかを「しながら」ではなくお子様の話を聞くための時間を取ってあげてほしいのです。その根拠を示すものとして『プレジデントFamily2017秋号』で「東大生の小学生時代」と題した特集で東京大学に通う学生にアンケートをしていました。その中で、東大生の親御さんたちがそのお子さんにしていた、たった一つの習慣が書かれていました。それは「子供の話を聞いていた」ということです。それがなぜ、学力アップにつながるか。「話を聞いてもらう」=「心の安定」。その「心の安定」から「学習意欲のアップ」、そして「自主的な学習習慣」につながるということです。自主的な学習習慣は人から与えられるものではないので、理解する気になって勉強をすることができます。そうすることで、成果へとつながるのです。ですので、私たちスタッフ一同も生徒さんたち一人ひとりの話をしっかり聞いたうえで指導をしていきたいと考えています。
私たち匠高等学院スタッフ一同も生徒さん一人ひとりのお力になりたいと思っておりますので、これからもよろしくお願いいたします。