可能性を信じ,存在を認めるということ①

皆さん,こんにちは!教務スタッフの森部です。今回は先日行われた木下晴弘先生による講演の内容の中で印象に残ったことをまとめてみたいと思います。本当は行きたかったけど日程が合わず参加できなかった,そもそも講演ってなんか胡散臭くて手が出しづらい。そんな生徒様,保護者様にも知っていただきたくて!という想いで書きました!
唐突ですが,皆さんbe→do→haveの法則をご存知ですか?この法則は匠高等学院の指針として大事にしている内容の一つでもあります。それはどういうことかというと,
Be(自分を認める事,自分の可能性を見出すこと,自分にとっての生き方や考え方)

Do(自分の可能性を引き出すためには何が必要か,実際にするべき努力)

have(目標達成,幸せの実現)
人はこの順番によって,何かを手に入れるhaveまで辿り着くということです。
もう少し分かりやすくするために建物を例にすると,
1F. be : 自己承認, 2F. do : 実際の行動,努力 3F. have : 自己実現
このようにbe, do, haveを、それぞれ1F,2F,3Fとします。
家を建てる場合、当たり前ですが1階から建て始めないと家は建ちません。自己承認という基礎の上に実際の行動や努力が生まれ、その結果として自己実現を得る可能性があるということです。
さて,ここでそれぞれ生徒目線と教師や保護者目線で多々起こってしまう「beの軽視」についてお話しします。まずは前者について,僕はよく生徒にこういう質問をします。「将来何がしてみたい?決まっていないなら,今自分が優れていると思うことは何?今何をしている時に一番楽しい?」生徒のほとんどはこう言います。
「分からない。」
学年が若ければ若いほど,この質問に答えるのは難しいのかなと思います。でも生徒の皆さん,よく考えてみてください。何のためか良く分からず勉強を続ける事や,あれしなさいこれしなさいという指示に対して,辛い!!と思って「もういいや(ちょっと親に小言を言われるだけだし)」少しでもこう思ったことがないでしょうか。周りが勉強しているから,親が勉強しなさいっていうから,それらは決してbe:自分ではないです。beが相手を納得させるためにあるうちはその先の努力に耐えることなど到底不可能であり,もちろん行動無くしては自分の本当の目標達成に至ることはありません。「分からない。」ではなく「考えていない。」のです。さらっと書いてしまいましたが,これら生徒に問うような内容に対しては大人でも日々考えていないと答えることが出来ないと思います。
今回はここまでです。次号をお待ちください!!