可能性を信じ,存在を認めるということ③

皆さん,こんにちは!教務スタッフの森部です。先日行われた木下晴弘先生による講演の内容の中で印象に残ったことをまとめてみたいと思います。本当は行きたかったけど日程が合わず参加できなかった,そもそも講演ってなんか胡散臭くて手が出しづらい。そんな生徒様,保護者様にも知っていただきたくて!という想いで書きました!
今回は最終弾!内容は,距離の近い大人の子どもに対する接し方について書きたいと思います。
では距離の近い大人は子どもとどう接するべきなのでしょうか。
まず最も近くにいる親御さん。「一緒にいるだけで幸せ!」、「いつもありがとう!」、「生まれてきてくれて本当にありがとう!」,「たとえどういう状況になっても,あなたはあなたであることに変わりはないよ!」少し恥ずかしいかもしれませんが、この本質的な存在承認は近親関係においてのみにしか成立しません。唯一無二である親の子どもに対する承認こそがその子どもの基礎根幹を作るのです。褒める事とはまた段階が違いますね。
また教師やその他の関わる人から言うと「一緒にお話しするだけで面白い」、「こういうところ、素敵だね」、「ここは誰にも負けない長所だと思うよ!」、「その笑顔、満点!」、「お前なかなかやるな!」などたくさんありますね!これはいわゆる褒めるということでしょうか。
このように身近な人にたくさんたくさん認めてもらえる子どもはどうなるか。
「これは自分の中ではとっておきの長所だ!」、「もっとこういう風にしたら、よくなるんじゃないか」、「そうなるためには頑張らないと!」、「自分を認めてくれる人にもっと努力して結果を出し、さらに認めてもらおう!」,「応援してくれる人に感謝の意を示そう!」
このように、確固たるbeの上にはdoからhaveにいたるまでの過程がくっきりと見えるようになります。
これが見え、実際に行動を起こし、そしてそれに伴う結果を受け入れることが出来て初めて自立をしたと言えるのではないでしょうか。子どもたちの自我の目覚めに大きな影響を与えるのが、周りにいる大人です。そのことを決して忘れることなく、日々僕自身もどうありたいかを考え、ともに心の成長を求めていきたいと思っています!!
長編になりましたが、ありがとうございました!